レイは今日、学校を休んで実験に参加していた
未だに拭えないゲンドウへの不信感
しかし、ゲンドウとの絆を欲する自分が居る事も自覚している
可動式通路でのゲンドウとの会話
必要最低限の返事だけをする
ターミナルドグマに着くと、何時ものように全裸になってL.C.Lに浸かるレイ
自分を見つめるゲンドウの視線を感じる
だが、やはり自分を素通りしている様に思う
それをレイは哀しいと思った
実験後、部屋に戻るとシンジとトウジが来ていた
学校のプリントを持ってきたらしい
綺麗に掃除されている自分の部屋
それをシンジがしてくれたのかと思うと、嬉しくも、恥ずかしくも思い、顔を赤らめてしまった
自分を気遣ってくれるシンジにレイは強い絆を感じていた
シンクロテスト後、ゲンドウに呼び出されるレイ
司令室に行くと、ゲンドウからフォースチルドレンの話を聞いた
どうやら、トウジが選ばれたらしい
不安を感じるレイ
確か、死海文書によれば、使徒に乗っ取られるのではなかったか?
もしそうなら、シンジの心が壊れてしまうかもしれない
そう思うと、レイの不安は急速に高まり出した
いてもたってもいられない気持ちになるレイ
レイはすぐさま帰宅する
シンジにフォースチルドレンの事を伝える為に
翌日、トウジにフォースチルドレンにならないように説得するシンジの姿が目に映った
必死の説得にトウジも、シンジになる気はない事を告げたのだろう
シンジの顔に安堵の笑みが浮かんだ
休憩時間、校長室に呼び出されるトウジ
それを何処か不安そうに見つめるシンジに、レイは心が痛んだ
昼休憩になって、屋上で街並みを見下ろすトウジにレイは声を掛けた
だが、何を言えば良いのか判らない
その時、逆にトウジから声を掛けられた
その言葉にハッとするレイ
そして、理解した
自分が心配しているのはシンジ一人に対してだけだと
非常召集を受けるチルドレン
新たな使徒が現れたらしい
大きな不安と少しの希望を持って待機するレイ
だが、希望は簡単に奪われた
現れたのは、紛れも無くエヴァ参号機だったのだ
何とか助け出したいと逸る気持ちを抑えて、通りすぎるのを待つレイ
参号機が通り過ぎた所で、まだ、エントリープラグが射出されていない事を確認したレイは、何とかプラグに当てずに足止めしようと、銃を構える
だが、使徒はおかしな動きをしたかと思った瞬間、急に飛びあがった
その次の瞬間には、レイは使徒に組み敷かれてしまっていた
腕に何者かが侵食して来る感じを受けるレイ
どうにかし様と思った矢先、それは起こった
腕がもがれたような激痛が走ったのだ
いや、実際零号機の腕は、発令所からの信号で、破棄されていたのだ
余りの激痛に気を失うレイ
次に目が覚めたのは、シンジの絶叫が木霊した時だった
後書き
暗い、暗すぎる
しかも痛い(T_T)
ナンだかどんどん書く気が削がれていく気がする今日この頃です(−−;
一応、四人目の適格者と命の選択をの2話を一つにまとめてみました
次は、シンジの暴走なんですが・・・・
如何言う風に描きましょうかね(−−;
早く、この暗い話を抜け出したいです
それでは
タッチでした