< お花見企画: K01−A Side >

2016年の現在、 第三新東京都市に季節としての "春" は来ない。
もちろん、暦の上では春は存在する。だが、それはもはやただの記号となってしまった。
古来より、かつて日本人が愛した "春" という季節を彼らは失ってしまった――セカンドインパクトによって。
春がもたらしてくれる風の暖かさ、花の香り、期待感、――そういったものは人々の記憶のみのものとなりつつある。
ここに、 "春" という季節を知らない少女がいた。綾波レイ――ある目的の為に作られた存在。



「 チルハナ 」


綾波レイにとって、季節などはどうでもよいものだった。自分の任務とはまるで関係のない事だから。
彼女にとっては、任務がすべて――例え彼女が "春" という季節を実感しても、何の感慨も湧かないだろう。
だから彼女は、お花見という言葉を聞いた時も、何ら心を動かさなかった。

起動実験終了後、"お花見" をチルドレン達に持ちかけたのはミサトである。
「お疲れ様。ねえ三人とも、今度の日曜日はみんな非番なんだし、お花見でも行かない?」
それを聞いたシンジは当然の疑問を口にした。
「お花見って・・・桜ですよね?もうこの国じゃ、桜が咲くことなんて無いんじゃ・・・・・。」
「ん〜っ、あのさ、ネルフの施設の中に植物園があるの知ってる?研究用の施設なんだけど、私、そこの所長と仲良くてね。
で、ちょうど桜が見ごろだから、もしよかったらお花見の仕度してくれるって言ってくれたの。」
「ねえミサト、お花見ってさ・・・楽しい?」
お花見を経験したことのないアスカが少し興味を引かれたように尋ねる。
「そりゃ〜っもちろん!お花見の醍醐味といえば、舞い落ちる桜の花びらの中でお酒を飲む、これに尽きるわねっ!」
「・・・・・なんか、つまんなさそ。」
アスカのがっかりした声にミサトはゴホンッ!と咳払いする。
「ま、まあ要は、みんなでワイワイ騒ぎながらお花を鑑賞して、感傷に浸る・・・・ってことよ。」
「なんか、つじつまの合わないことを言っている気がするけど・・・・。でもまあ、みんなで騒ぐってのは良いかも。」
アスカは気をとりなおしたように言うと、シンジの方を向いた。
「あんたはどうするの・・・?エースパイロット様。」
最近、シンクロ率をシンジに抜かれたことを気にしてか、アスカはこういった嫌味をシンジに向けるようになっていた。
「なんだよ・・・・。それ?」
「聞いているのはアタシよ。アンタは聞いたことに応えりゃいいの!」
シンジはチラッとミサトを見た。ミサトは沈んだ面持ちでこちらを見ている。さっきのような妙にはしゃいだ雰囲気はない。
恐らくミサトがお花見を持ちかけたのも、最近のギスギスした雰囲気を和らげたいからだろう。シンジはその気持ちを察した。
「僕は・・・・出てみようかなと思う。桜の花なんてめったに見れないし、綺麗だろうから。」
「そ。・・・・ファースト、アンタはどうするの?」
「命令ならそうするわ。」
レイは無感動に応える。
「ハンッ、あんたに聞いたアタシがバカだったわ。・・・・ミサト、悪いけど私パス。なんか、楽しく無さそうだもの。」
「ちょ、ちょっとアスカ、待ちなさい!」
しかし、アスカは後ろ手を振ると、無言で部屋を出て行った。
(はあっ、失敗のようね・・・・。)
今回の実験でもアスカのシンクロ率は下がる一方だった。少しでも気を紛らわすことが出来れば、と思ったのだが。
「ミサトさん・・・・何か、御免なさい。せっかくミサトさんが準備してくれたのに・・・・。」
シンジが申し訳無さそうに謝る。
「や、や〜ねえ。シンちゃんは全然悪くないでしょ?」
「でも、アスカが行きたくないっていったのも、ひょっとして僕がいるからじゃ・・・・。」
そう言って俯くシンジに、ミサトは優しく声をかける。
「アスカはちょっとムキになっているだけよ。あの子は何でも一番じゃないと気がすまないから・・・・。」
ミサトはチラッと腕時計を見て、二人に声をかけた。
「せっかくだしさ、今から見に行かない? ・・・・そんなに時間はかからないから。」


ミサトの案内で、シンジとレイはジオフロント内にあるドーム型の施設にはいった。
「こんな所があるなんて、知りませんでした。」
「研究用の植物園よ。レイなら知ってたんじゃない?ここも長いし。」
「知りません。必要の無い所には、行った事無いから。」
「そ、そう・・・・。」
ミサト達が話していると、白衣を着た女性が近づいてきた。
「いらっしゃいミサト。その子達が噂のチルドレン?」
「あ、突然ご免ね、レイコ。お花見が駄目になったから、せめて桜の木だけでも見させてあげようと思って。」
レイコと呼ばれた女性は、眼鏡の奥で柔らかく微笑んだ。
「気にしなくていいわよ・・・・初めまして。私がここの所長の堤レイコです。」
所長、というのを男性だと思っていたシンジは、少し驚いたようにレイコの化粧っ気がない顔を見つめる。
年齢はミサトと同じか、少し上くらい。長い黒髪は後ろで無造作に束ね、穏やかな笑みを浮かべている。
白衣を着ている所がリツコを連想させたが、彼女とはまた違ったタイプの知性を感じさせた。
「あ、初めまして・・・・・碇シンジです。」
「綾波レイです。」
二人とかわるがわる握手をし、レイコはニッコリと微笑んだ。
「ふふ、そんなに硬くならないで、二人とも。ミサトやリツコとは同期だし、同じように接してくれれば嬉しいわ。」
気恥ずかしさに少し俯いたシンジだが、彼女の暖かく包み込むような雰囲気に少し安心した。
「は、はい。・・・・なんか、びっくりしちゃって。あの、こんな綺麗な人だとは思わなかったから。」
「うふふ、どうも有難う。お世辞でもとっても嬉しいわよ。」
「お、お世辞なんかじゃあ・・・・・。」
ミサトがにやにや笑いながら、ポンッと、シンジの肩に手を置く。
「もう、シンちゃんったら、口が巧くなったわねぇ〜。・・・・どう?レイコ。アタシの教育のたまものよ。」
「ええ、驚いた。貴女の教育にしてはとってもいい子だわ。やっぱり、貴女という反面教師を見ているせいかしら?」
和やかに笑いながら、結構きつい切り返しをする。
「まったくアンタは、すぐそうやってアタシをいじめるんだから。」
「あら、私は純粋に誉めているだけよ。・・・・・シンジ君をね。」
それを見ていたシンジがクスリと笑う。
「同期って似るんですね。なんかミサトさんとリツコさんのやりとりを見ているみたい。」
そう言われてレイコが苦笑する。
「う〜ん、私がリツコに似ているって言われると、ちょっと複雑かな。」
「確かにぃ、アンタもリツコも毒舌家だしね〜。」
「あら、私はあんな、人を切りつけるような喋り方はしないわよ。」
「でも、毒の含有量は同じくらいあるくせに。」
「ひどい言われようだわ。」
笑っていたレイコの表情が、少し寂しそうになった。
「リツコか・・・・。彼女も最近、張り詰めすぎよね・・・・・。」
少し物思いに耽っていたレイコだが、気を取り直したように声をあげた。
「あら、ご免なさい。そうそう、桜だったわね。・・・・・こっちへ来て。」

レイコが案内したドームの中には、数百本の桜の木が咲いていた。
もっとも、木によってはまだ蕾のものから、早くも花を散らしているものもある。
「ここに有るのはソメイヨシノって言って、少し前まで最もポピュラーだった桜の品種なの。」
「あの・・・。この桜、同じ種類なのに成長の度合いが違うんですか?」
「研究用に条件を変えているからよ。もっとも、同じ条件でも、同じように咲くとは限らないわ。個体はすべて違うもの。」
「へえ・・・。」
シンジは桜を見上げながらミサト達とは離れて歩いた。咲き誇った花は人工の光を、薄桃色の柔らかな光に変えている。
満開の桜は、とても賑やかな雰囲気だ。反面、散り際の桜は、どこか悲しい。
風が吹いている訳でもないのにハラハラと散り、無言のまま降り積る。寂しいのに、なぜこんなに綺麗なんだろう。
しばらくその光景に目を奪われていたシンジは、いつの間にか、レイが近づいていた事に気付かなかった。
レイは、シンジの方を見ていなかった。その紅い瞳は、ただ散りゆく花だけを捕らえていた。
まるで魂までも桜に奪われたかのような、ふらふらした足取りでレイは桜の木に近づく。
「あ、綾波・・・・?」
その様子になんとなく不安を憶えたシンジは、レイに呼びかける。
だが、聞こえていないのか、レイは急に立ち止まると、舞い落ちる花びらを受け止めるかのように手を伸ばす。
桜の花びらがレイの手をかすめながら、ひらひらと舞い落ちる。レイがポツリと呟く。
「綺麗・・・・・。」
思わず口をついて出た言葉。 ”綺麗” 、生きる上で特に必要ではない言葉。
(それなのに・・・・どうしてこんなに、惹かれてるの?)
花びらがレイの体に落ちてくる。降りそそく桜の花で、自分の身体が埋め尽くされそうな錯覚を覚える。
(このままこうしていたら、私は、無に還れるのかしら?)
桜の花と共に。
シンジはそんなレイの姿にためらっていたが、おずおずと声をかけた。
「綺麗だよね・・・・・綾波・・・・・。」
それが桜の花の事なのか、レイの事なのか、自分でもわからない。
「綺麗・・・・・綺麗なのに、寂しい・・・・・でも、嫌じゃない。」
「え?」
「この花も、こうやって土に還って行く・・・・。消えてゆく・・・・。」
レイが何を言いたいのかわからない。
虚空を見つめたレイの横顔は美しく、儚い。なぜかシンジの嫌な予感が膨らんでゆく。
「私もここにいれば、消えてゆけるかもしれない・・・・。」
(なんで・・・・・。)
「無に還る・・・・・。それが私の望みだから・・・・・。」
(なんで・・・・・そんなこと言うのさ。)
思わずレイの腕を掴んだ。そうしないと、本当に消えてしまいそうだった。
しかし、レイはシンジの方を見ない。相変わらず陶酔したように散りゆく桜を見つめている。
シンジは必死で言葉を探していた。彼女を取り戻したい、なぜかそう思った。
「綾波、違うよ!・・・・違うんだよ・・・・無に、還るわけじゃない。」
シンジの声が届いたのか、レイはゆっくりとシンジの方を振り向く。
「そうじゃないんだ。確かにこの花は散ってゆくけど・・・・でも、次の年は花を咲かせる。また逢えるんだよ。」
「また・・・・逢える?」
「そうさ、また逢える。こうして散っても、何百年、何千年もこの木はずっと花を咲かせ続ける。消えてしまうわけじゃないんだ。」
シンジは一気にまくし立てると、悲しそうな微笑みを向ける。
「だから・・・・無に還りたいなんて、寂しいこと言うなよ。生きていれば、この花にだってまた逢えるさ。」
「私は、私の望みは・・・・。」
ワタシノノゾミハ・・・・・。
無に還りたいの?
また、逢いたいの?
誰と?
碇くんと?
「また・・・・逢えるのね。」
「そうだよ。だからさ・・・。」
シンジはそこで言葉を失った。レイの表情に気が付いたから。
レイが微笑んでいた。壊れそうなほど透き通った、透明な笑みだった。

「二人とも、もういいの?」
「ええ、有難うございました。」
「もし良ければ、いつでも見に来てね。あなた達ならフリーパスだから。」
「本当に?ありがとうございます。」
シンジの御礼の言葉には、少し嬉しそうな響きがあった。その声を聴いて、ミサトもホッとする。
(よかった・・・・。少しでも、元気になってくれたら・・・・・。)
桜の木の下で、シンジとレイが何か話していたのは知ってたが、あえて干渉しなかった。
二人の間の態度は変わらないが、少し雰囲気が近しくなった気がする。
何となくだが、お互いがお互いを思いあっているように見える。
(私には、こんなことくらいしか出来ないから・・・・。)
ほんの少し、少しでもあの子達の重荷を取り除くことが出来たなら、それで満足だった。

いま思えば、それは戦士に与えられた最後の休息だったのかもしれない。
シンクロ率が上がらなくなったアスカは、第15使徒戦の結果、使い物にならなくなってしまった。
初号機が凍結されたまま第16使徒到来。弐号機も動かず、ただ独りで迎え撃たなければならない零号機。
零号機が使徒に侵食し始められて、やっと初号機が出てきたが、既に遅すぎた。
「綾波、まってて!必ず・・・・必ず助けるから・・・・!」
シンジが悲痛な声で繰り返すが、半ば以上を使徒に侵食された零号機を前に、何も出来ない。
そして司令部は、レイは決断する。
自爆。
「あやなみぃーーーーーっ!!」
シンジの叫びも虚しく、零号機は使徒と共に吹き飛ぶ。
呆然と立ち尽くすシンジの耳の奥に、通信機越しに聴こえたレイの最後の言葉が残っていた。


「綾波が・・・・・生きている?」
その報せを聞いたシンジは、矢も盾もたまらずレイの病室へと向かった。
レイはベンチに座っていた。包帯を巻いていたが元気そうだ。安堵の為か、とたんに涙が溢れる。
「綾波・・・・あやなみぃ・・・・・良かった、生きていてくれて。」
嬉しさのあまり涙でグズグズになりながら、レイに駆け寄る。
しかし、レイの反応は素っ気なかった。
「あなたは・・・・なぜ、泣いているの?」
「な、なに言ってるんだよ!?綾波が、僕を助けてくれたんじゃないか。」
「そう、私があなたを助けたの・・・・。」
「綾波・・・・覚えてないの?」
最初シンジは、レイが記憶喪失にかかったのではないかと思った。が、レイの答えは、彼の予想を遥かに上回った。
「いえ、知らないの。・・・多分、私は三人目だと思うから。」

それから知ってしまった事実は、シンジにとってあまりにも衝撃が強すぎた。
レイが造られた存在だということ。
以前のレイの記憶はある程度引き継いでいるが、心は真っ白のままだということ。
そしてやはり、あの時の、二人目だったレイは、死んでしまったということ。
今のレイは、違う存在なのだ。

シンジは、NERVの中をふらふらとさ迷っていた。
ショックだった。アスカは壊れ、レイは死んだ。―――なぜ自分一人だけが、ここに残っているのだろう?
「独りに・・・・しないでよ・・・・。」
誰に対して呟いたのか。誰も返事をしてくれるものはいない。
独りだった。どうしようもなく、独りぼっちだった。
ふと目を上げると、あのドーム状の建物が目に入った。

シンジが施設を訪れるとレイコは留守だったが、替わりに研究員が案内してくれた。
また、あの桜を見たかった。何故かはわからない。ただ、見たかった。
桜の木の下まで案内してもらったが、シンジは黙って突っ立っていた。研究員は何も言わず、立ち去った。
既に半数の桜は散っていたが、まだ時期をずらして咲いている木があった。
シンジは桜を仰ぎ見た。桜の花に、あの時のレイの笑顔を重ねる。
レイが自爆する直前の言葉が甦る。
――――また、逢えるから――――
死を目前にして、彼女がなぜそんなことを言ったのか解らなかった。
今、ファーストチルドレンとして存在する綾波レイ。彼女がそうだと言うのだろうか?
(僕は、そんなことが言いたかったんじゃないのに・・・・・。)
突然シンジは、桜の幹に足をかけ、枝を掴んで登った。
片方の手で細い枝を掴むと、力任せに引っ張る。だが、細くても弾力のある枝はそう簡単に折れない。
(生きている・・・・この木は。・・・・・なのに何故、綾波は死んだ!?)
理不尽な怒りを覚えると、もう一方の手もかけ、足を離した。
メキメキッ!
生木を裂くいやな音が聞こえ、全体重をのせた枝は折れた。
そのままドスンと落ちる。お尻を打ったが、かまわず全速力で走り去った。

シンジは桜の枝を掴んだまま、なるべく誰にも遇わないように、レイの病室へ急いだ。
軽くノックして、病室に入る。レイは休んでいたが、シンジが入ってくるのを見て身体を起こした。
「何?」
無表情に問う。以前のレイもそんな感じだったが、それでも、もう少し感情がこもっていた気がする。
「あ、あのさ・・・・・これ、見せたくて。」
シンジは背中に隠していた桜の枝をレイに差し出した。無理矢理折ったため、花びらがだいぶ散っていた。
「・・・・・何なの?それ。」
レイの瞳が怖くて見れない。下を向いたまま、シンジは答えた。
「さ、桜の花だよ・・・・・あの、ど、どうかな。」
「どうって、何が?」
相変わらず無機質な声。半ば以上予想していた筈だった。
それでも、最後の何かが打ち砕かれた気がした。
「よく・・・・わからないわ。」
今のシンジにとっては最後通告に等しい言葉。シンジは踵を返すと、逃げるようにその場を去った。

「ただいま・・・・・。」
病室を飛び出たシンジは、しばらく暗い町中を徘徊していたが、ようやく家に帰った。
アスカは行方不明。ミサトは今日もいない。ここ数日、この部屋に帰るのはシンジだけだった。
それでも、いや、それだからこそ、『ただいま』 と言わずにいられないのかもしれない。
シンジは玄関の明かりをつけると、手に握りしめていた桜の枝を見つめた。何故か、捨てられなかった。
台所に行ってコップに水を注ぐと、桜の枝を浸け、自分の部屋へと持っていった。
部屋はまっ暗だったが、シンジは明かりを点けなかった。
手に持ったコップを勉強机の上に置き、机の蛍光灯を点けた。
青白い光が花びらを青白く透かす。まるで、レントゲン写真のように弱々しい花弁。
シンジは椅子に座ると、身体を突っ伏したまま、その花を見つめた。
花の数は更に減っており、早くもヒラリ、と花びらが落ちる。
ヒラリ、ヒラリ。一枚、また一枚と減っていく花びらを、ただ見つめることしか出来ない。
この枝は、二度と花を咲かせないだろう。
もう二度と、逢うことはないだろう。
―――無に、還るから。
「バカ・・・・・。」
桜の舞い散る中、魅入られたように立っていた少女。
「違うって・・・・・言ったじゃないか・・・・・。」
シンジに向かって、微笑んだ少女。決して忘れることの出来ない、笑顔。
「生きていれば、また逢えるって・・・・・・言ったじゃないか・・・・・・。」

シンジは顔を伏せ、声を押し殺して、泣いた。


< 了 >



< 後書き >

初めまして。クロミツと申します。私はエヴァ歴は浅く、FF、及びSSの存在を知ったのも、つい三ヶ月ほど前です。
初めてエヴァのSSを読んだのがこのサイトで、それから他のサイトのSSも読み漁って・・・・。そういう意味では、
色々な意味で始まりとなったこのサイトに、拙い作品を投稿させて頂いたのも奇妙な縁だと思います。
しかし・・・・暗いですね。救いが無い(苦笑)。本来甘甘、ほのぼのが好きな筈なのですが・・・・小説って難しい。
流石に暗いので、 もう一作、救いのある方を書いてみました。出来ればそちらのほうも是非読んでみてください。



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