「そ、惣流、相田?」
「「何(だ)よ!!」」
「あ、あれ・・・・・・」
と言って僕が指差した先には此処に居る筈のない、女の子が居たんだ・・・
綾波みたいな水色の髪の毛で
白い服を着た5,6歳くらいの可愛い女の子が・・・・・・
・・・しかもその女の子は宙に浮いていた・・・
「カメラ、カメラ!!」
みんなが唖然としている中相田の反応は早かった。
彼が持っているデジタルビデオはカメラにもなるという、付属品を含めると30万近くする最近買ったばかりの高級品だ。
日頃から地道にバイトした成果だ。
・・・突然のことに反応できたのは相田だけのようで、あの惣流でさえ唖然としている。
「感激ですぅ…」
いやもう一人いた。
「なな、何なのよあれ?」
やっとまともなセリフが出た。
予想通り、いち早く我に帰ったのは惣流だった。
チラッとみんなを見ると、考えていることは同じらしく2名を除いて、みんな頷いていた。
あの渚君や綾波でさえ顔色を変えていた。
「よしっ、これで証拠写真はバッチリだ!」
「あの娘の名前は何でしょうね〜?」
この2人は突然現れて宙に浮いている女の子に恐怖も何も感じていないらしい・・・。
様子を見ていると女の子が小さな声で何か言っているのが聞こえた。
「・・・嫌い・・・皆嫌い、大嫌いっ!!」
「何、何なの?何を言っているの?」
「キャッ!」「ウゲッ!」「イヤッ!」「クッ!!」
女の子が叫ぶと雷みたいな閃光が襲ってきたんだ。
当然よけられるはずも無くそのまま意識を失ってしまったんだ。
・・・気がつくと見たこともない光景が目の前にあった。
「・・何処なんだろう、此処は?」
「ようこそお初にお目にかかる私はフィレモン。意識と無意識の狭間に住まう者。
さて君は自分が誰であるか名乗ることが出来るかな?」
気がつくと目の前に仮面をかぶった人がいた。
「僕は、・・・碇、碇シンジです」
「結構。
此処に来て自分が誰であるかを語れる者は多くない、どうやら君は合格のようだ。
ところで君は自分の中に複数の自分の存在を自覚したことはないかな?
神のように慈愛に満ちた自分、悪魔のように残酷な自分・・・
人はみな様々な仮面を付けて生きるもの。
今の君の姿も無数の仮面の中の一つでしかないのかもしれない・・・
しかし、君は自分が誰であるのか語ることが出来た。
その強い意志に対し敬意と力を贈ろう。
ペルソナ
心に潜む神や悪魔の姿をしたもう一人の君を呼び出す力。
この先、必ず役に立つときが来るだろう。
さあ、戻りたまえ、君があるべき時間と空の下ヘ」
シンジ:お疲れ様で〜すって、あれ?みんなは?
加持 :やあ、お疲れシンジ君。みんなならもう帰ったよ
シンジ:そうですかじゃあ、今回は加持さんと二人ですね。因みに「楽屋」にはその回の登場人物しか出てきません。何故加持さんがいるかというと、フィレモン役もやっているからなんですよ、ね?加持さん?
加持 :ああ、しかし作者も役者使いが荒いな。一人二役か、これからも増えそうだし・・・
シンジ:作者はオリキャラ出すのがイヤみたいですから、極力出さないようにする為にはこうなっちゃうんですよ
加持 :まあ、出番がないよりましだがね
シンジ:そうですね、それじゃレイたちに合流しましょうか?
加持 :そうだな、行かないと後が怖いしな。それじゃ、次回も・・・
サービス!サービス!!(加持バージョン)
短い・・・しかも情景描写が少ない上に下手だ。
ゲームやったことのない人には雰囲気が伝わらないかな?
うーん仕方ないかな〜小説初めて書くし。
ま〜これから上達するよう努力するので許してください。
因みにフィレモンのセリフは殆どPS版のままです。
今回も最後まで読んでくれた方に感謝します。
この作品に関するご意見・ご感想をいただけたら嬉しいです。