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You really got a hold on me
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2016/03/27 21:20 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
まさにゲロゲロ(笑)。
しかしこれは画期的な作品だと思われます。なぜなら登場人物が自分(達)のあまりのゲロゲロさにここまで身悶えしている話には巡り逢ったことがない!
> どうしてこうなった。
笑った。幸せオーラ、いや、ゲロ甘オーラ出しまくりだからかなー。
しかしこれは画期的な作品だと思われます。なぜなら登場人物が自分(達)のあまりのゲロゲロさにここまで身悶えしている話には巡り逢ったことがない!
> どうしてこうなった。
笑った。幸せオーラ、いや、ゲロ甘オーラ出しまくりだからかなー。
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2016/03/25 17:01 |
投稿者 | : タン塩 |
参照先 | : |
ありがとうございます。caluさんに言っていただけると身に染みます。
今後ともよろしくお願いします。
やっぱりこれかい!というテーマ曲。
http://www.youtube.com/watch?v=pCWmRc3_Ggc
今後ともよろしくお願いします。
やっぱりこれかい!というテーマ曲。
http://www.youtube.com/watch?v=pCWmRc3_Ggc
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2016/03/24 23:41 |
投稿者 | : calu |
参照先 | : |
How my heart sings! 有難うございました。
終局的なゲロ甘ですね!
全てを乗り越えた感を感じます。
日常のストレスで疲れた心に堪らない甘さであります。
復活されましたら、また続きを読ませて頂きたいです。
終局的なゲロ甘ですね!
全てを乗り越えた感を感じます。
日常のストレスで疲れた心に堪らない甘さであります。
復活されましたら、また続きを読ませて頂きたいです。
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2016/03/21 12:29 |
投稿者 | : タン塩 |
参照先 | : |
■HIROKIさん
ご挨拶遅れました。読んでいただいてありがとうございます。
自作SSまでいただきまして嬉しい限りです。
彼女なりに頑張ったアスカさんにご褒美をあげたくて書きました。
またお会いしましょう。
ご挨拶遅れました。読んでいただいてありがとうございます。
自作SSまでいただきまして嬉しい限りです。
彼女なりに頑張ったアスカさんにご褒美をあげたくて書きました。
またお会いしましょう。
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2016/03/21 12:07 |
投稿者 | : タン塩 |
参照先 | : |
「アスカっていいよね。素敵な彼氏がいてさ」
「はあ?素敵?あいつが?」
「ほら、そういうところがうらやましいのよ」
「どういうところよ」
「アスカって、彼氏を顔で選ぶタイプじゃないよね」
「当たり前じゃない。顔で選ぶとか、一番バカバカしい選択よ」
「分かるのよ、顔で渚君を選んだんじゃないって。だって、遠慮なくひっぱたく
もんね、渚君を」
「それは、あいつがバカなことばっかり言うから」
「マゾじゃないかって噂が立ってるのよ、渚君」
「何よそれ!?」
「だって、アスカにひっぱたかれるのを承知でイジリに来てるもんね、渚君」
「それは、あいつが…」
「で、ひっぱたかれても全然懲りずにまたちょっかいを出すの。マゾよね」
「そんなんじゃないわよ!」
「知ってた?アスカが渚君と付き合い始めた時、陰でやっかみが凄かったのよ」
「知らないわよ!やっかむとかバカじゃないの」
「だって渚君は人気あったし、アスカとは、美男美女の組み合わせだし」
「それは…!」
「でも、もうそういうのは無くなったわ。だって、あまりにもお似合いのカップ
ルなんだもん」
「…!」
「アスカは遠慮なくひっぱたくし、渚君は懲りないし、いいコンビよね」
「コンビって、漫才師じゃないんだから!」
「夫婦漫才ね。ドツキ漫才かしら」
【How my heart sings】BYタン塩
マユミにはかなわない。かわいい顔して言いたいことをズケズケ言う奴で、し
かも全部本当のことだから困る。面と向かってお似合いとか言われると、どう反
応していいかわからない。
それにしても、あたしとあいつがお似合い?なんというか、とてつもない違和
感を覚える。もちろん、嫌いなら付き合わないのだけれど、お似合いと言われる
と、ヒジョーに居心地が悪い。
「何してるんだい、アスカ?」
「キャッ!」
ああビックリした。考えていた本人が突然現れた。
「き、急に出てこないでよ!ビックリするじゃない」
「それよりアスカ、ちょっといいかい」
ふわり、と宙に浮いた。
「ああ、ちょうどいい重さだ。これなら大丈夫」
心地よい浮遊感と安心感。あたし、何されてるの?
目に入るのはマユミのきょとんとした顔。
「あらあら、まあまあ…素敵」
前を向くとカヲルの顔。近い。これは、まさか…。
「何やってんのよ!」バチーン
人をいきなりお姫様だっこなんて、無体にも程がある。
「いや、突然心配になったのさ。結婚式の時に、アスカを抱き上げなきゃいけな
いからね。失敗したら恥ずかしいから練習しておこうと思ってさ」
頬を赤く腫らしながらケロッとして言うカヲル。
「ふざけんなあ!」
「犯罪よね」
「な、何が犯罪よ!?」
「犯罪レベルのノロケだわ。結婚式の予行演習だなんて」
「よ、予行演習って何よ!」
「人前でヌケヌケと見せびらかしておいて、お似合いじゃないとかよく言うわ」
「見せびらかしてないから!!!」
「学校中に言いふらしておくから。アスカと渚君が婚約したって」
「やめろぉぉぉぉぉ」
「アスカ、とうとうカヲル君と婚約したんだって?おめでとう!」
「マユミぃぃぃ殺すぅぅぅ」
「え、でも」
「渚君、アスカと結婚ですって?おめでとう」
「ああ、ありがとう。アスカは僕の妻になる女性だからね」
「ほら本人が」
「貴様という奴はぁぁぁぁ」
「そんな顔をしたら美人が台無しだよ」
「いつまでもその手に乗るかあ!」
「まったく…」ゼェゼェ
「釈迦の手のひらの上の孫悟空ね」
「でも、仲いいよね」
「言いたくないけどお似合いね」
「何言ってるのよ!あたしとカヲルがお似合いとか、バカな事ばっかり…」
「まだ言うか」
「無駄な抵抗だよね」
「あーあ、あたしも渚君みたいな素敵な彼氏が欲しいなー」
マユミもマナもカエデも友達がいのない奴らだ。人の気持ちも知らないで…。
「アスカ、気がついてないみたいよ」
「な、何のことよ!?」
「自分が幸せオーラ出しまくりなことー」
「う、嘘だぁぁぁぁ」
学校中に、あたしとカヲルは婚約したと広まったらしい。どうしてこうなった。
「おめでとう」
来た。もと人形女。こいつにはおふざけも冗談もないから、一層たちが悪い。
「な、何のこと?」
わざと笑顔を作って答える。こいつはいつでもマジだから、ここはなんとか誤
魔化して逃げよう。
「フィフスと婚約したと聞いたわ」
「その呼び方、やめなさいよ!人を番号で呼ばないで!」
「ごめんなさい」
だからこいつは苦手だ。素直すぎる。
「渚君と婚約したと聞いたの」
「だ、だから婚約したわけじゃなくて…」
「でも、いずれは渚君と結婚するんでしょう?」
やっぱり苦手だ。答えにくい質問を平気でする。
「ま、まあ、将来的にはあり得なくもないかもね」
「なら同じ事だわ。おめでとう」
「なんで同じなのよ!」
「だって、貴女は渚君が好きでしょう?わかるの」
「す、すすす、好きって」
「伝わってくるの。貴女の気持ち。貴女が渚君に向ける気持ちは、私が碇くんに
向ける気持ちと同じだわ」
「……」
「碇くんと一緒にいたいと思うの。一緒にいればいるほど、ずっと一緒にいたい
と感じるの。だから碇くんと結婚したい。それだけ」
「ならあたしも言っとくわ、おめでとう」
「まだ婚約してないわ」
「同じ事、でしょ?」
「そうね、ありがとう」ニコッ
やっぱり苦手だ。だってこいつには勝てないから。真っ直ぐな目で見つめられ
ると、こっちまで素直な気持ちにさせられてしまう。でも、このままじゃ腹の虫
が治まらない。見てなさいよ!
「碇君、レイと婚約したんですって?おめでとう!」
「えっ!な、なんで!?」
「だって、アスカが」
「シンジとレイ、とうとう婚約らしいわよ」
「やっぱり!」
「まあ、いまさら感があるよね。あれだけラブラブだし」
「もう幸せ話はお腹一杯!あたしも幸せになりたーい!」
「ア、ア、アスカぁぁぁぁ」
「何よ、ならあんた、レイと結婚しない気?」
「い、いや、それは…」
「碇君、ひどい」
「レイ、あんなにいい子なのに」
「あの子を泣かすなんて鬼よ鬼」
「それにほら、本人もその気だし」
「おめでとうレイ!」
「ありがとう。いい奥さんになるにはどうすればいいのか教えて」
「あ、綾波ぃぃぃ」
いい気味よ。馬鹿シンジもせいぜい頑張りなさい。
「アスカ、帰ろうよ」
カヲルが手を差し出す。周囲の視線があたしの背中に刺さるのを感じる。
「どうしたの?さあ」
こんな時に限って極上の笑顔。やっぱりこいつはムカつく奴だ。
「し、仕方ないわね。カフェラテおごりなさい!トールよトール!」
「はいはいお姫様」
「お姫様だって」
「あんなイケメンにお姫様扱いされて、何が気に入らないのかしら」
「ほっときなさいよ、売約済みカップルなんか」
「あたしをお姫様だっこしてくれるイケメンはどこだー!」
【終わり】
「はあ?素敵?あいつが?」
「ほら、そういうところがうらやましいのよ」
「どういうところよ」
「アスカって、彼氏を顔で選ぶタイプじゃないよね」
「当たり前じゃない。顔で選ぶとか、一番バカバカしい選択よ」
「分かるのよ、顔で渚君を選んだんじゃないって。だって、遠慮なくひっぱたく
もんね、渚君を」
「それは、あいつがバカなことばっかり言うから」
「マゾじゃないかって噂が立ってるのよ、渚君」
「何よそれ!?」
「だって、アスカにひっぱたかれるのを承知でイジリに来てるもんね、渚君」
「それは、あいつが…」
「で、ひっぱたかれても全然懲りずにまたちょっかいを出すの。マゾよね」
「そんなんじゃないわよ!」
「知ってた?アスカが渚君と付き合い始めた時、陰でやっかみが凄かったのよ」
「知らないわよ!やっかむとかバカじゃないの」
「だって渚君は人気あったし、アスカとは、美男美女の組み合わせだし」
「それは…!」
「でも、もうそういうのは無くなったわ。だって、あまりにもお似合いのカップ
ルなんだもん」
「…!」
「アスカは遠慮なくひっぱたくし、渚君は懲りないし、いいコンビよね」
「コンビって、漫才師じゃないんだから!」
「夫婦漫才ね。ドツキ漫才かしら」
【How my heart sings】BYタン塩
マユミにはかなわない。かわいい顔して言いたいことをズケズケ言う奴で、し
かも全部本当のことだから困る。面と向かってお似合いとか言われると、どう反
応していいかわからない。
それにしても、あたしとあいつがお似合い?なんというか、とてつもない違和
感を覚える。もちろん、嫌いなら付き合わないのだけれど、お似合いと言われる
と、ヒジョーに居心地が悪い。
「何してるんだい、アスカ?」
「キャッ!」
ああビックリした。考えていた本人が突然現れた。
「き、急に出てこないでよ!ビックリするじゃない」
「それよりアスカ、ちょっといいかい」
ふわり、と宙に浮いた。
「ああ、ちょうどいい重さだ。これなら大丈夫」
心地よい浮遊感と安心感。あたし、何されてるの?
目に入るのはマユミのきょとんとした顔。
「あらあら、まあまあ…素敵」
前を向くとカヲルの顔。近い。これは、まさか…。
「何やってんのよ!」バチーン
人をいきなりお姫様だっこなんて、無体にも程がある。
「いや、突然心配になったのさ。結婚式の時に、アスカを抱き上げなきゃいけな
いからね。失敗したら恥ずかしいから練習しておこうと思ってさ」
頬を赤く腫らしながらケロッとして言うカヲル。
「ふざけんなあ!」
「犯罪よね」
「な、何が犯罪よ!?」
「犯罪レベルのノロケだわ。結婚式の予行演習だなんて」
「よ、予行演習って何よ!」
「人前でヌケヌケと見せびらかしておいて、お似合いじゃないとかよく言うわ」
「見せびらかしてないから!!!」
「学校中に言いふらしておくから。アスカと渚君が婚約したって」
「やめろぉぉぉぉぉ」
「アスカ、とうとうカヲル君と婚約したんだって?おめでとう!」
「マユミぃぃぃ殺すぅぅぅ」
「え、でも」
「渚君、アスカと結婚ですって?おめでとう」
「ああ、ありがとう。アスカは僕の妻になる女性だからね」
「ほら本人が」
「貴様という奴はぁぁぁぁ」
「そんな顔をしたら美人が台無しだよ」
「いつまでもその手に乗るかあ!」
「まったく…」ゼェゼェ
「釈迦の手のひらの上の孫悟空ね」
「でも、仲いいよね」
「言いたくないけどお似合いね」
「何言ってるのよ!あたしとカヲルがお似合いとか、バカな事ばっかり…」
「まだ言うか」
「無駄な抵抗だよね」
「あーあ、あたしも渚君みたいな素敵な彼氏が欲しいなー」
マユミもマナもカエデも友達がいのない奴らだ。人の気持ちも知らないで…。
「アスカ、気がついてないみたいよ」
「な、何のことよ!?」
「自分が幸せオーラ出しまくりなことー」
「う、嘘だぁぁぁぁ」
学校中に、あたしとカヲルは婚約したと広まったらしい。どうしてこうなった。
「おめでとう」
来た。もと人形女。こいつにはおふざけも冗談もないから、一層たちが悪い。
「な、何のこと?」
わざと笑顔を作って答える。こいつはいつでもマジだから、ここはなんとか誤
魔化して逃げよう。
「フィフスと婚約したと聞いたわ」
「その呼び方、やめなさいよ!人を番号で呼ばないで!」
「ごめんなさい」
だからこいつは苦手だ。素直すぎる。
「渚君と婚約したと聞いたの」
「だ、だから婚約したわけじゃなくて…」
「でも、いずれは渚君と結婚するんでしょう?」
やっぱり苦手だ。答えにくい質問を平気でする。
「ま、まあ、将来的にはあり得なくもないかもね」
「なら同じ事だわ。おめでとう」
「なんで同じなのよ!」
「だって、貴女は渚君が好きでしょう?わかるの」
「す、すすす、好きって」
「伝わってくるの。貴女の気持ち。貴女が渚君に向ける気持ちは、私が碇くんに
向ける気持ちと同じだわ」
「……」
「碇くんと一緒にいたいと思うの。一緒にいればいるほど、ずっと一緒にいたい
と感じるの。だから碇くんと結婚したい。それだけ」
「ならあたしも言っとくわ、おめでとう」
「まだ婚約してないわ」
「同じ事、でしょ?」
「そうね、ありがとう」ニコッ
やっぱり苦手だ。だってこいつには勝てないから。真っ直ぐな目で見つめられ
ると、こっちまで素直な気持ちにさせられてしまう。でも、このままじゃ腹の虫
が治まらない。見てなさいよ!
「碇君、レイと婚約したんですって?おめでとう!」
「えっ!な、なんで!?」
「だって、アスカが」
「シンジとレイ、とうとう婚約らしいわよ」
「やっぱり!」
「まあ、いまさら感があるよね。あれだけラブラブだし」
「もう幸せ話はお腹一杯!あたしも幸せになりたーい!」
「ア、ア、アスカぁぁぁぁ」
「何よ、ならあんた、レイと結婚しない気?」
「い、いや、それは…」
「碇君、ひどい」
「レイ、あんなにいい子なのに」
「あの子を泣かすなんて鬼よ鬼」
「それにほら、本人もその気だし」
「おめでとうレイ!」
「ありがとう。いい奥さんになるにはどうすればいいのか教えて」
「あ、綾波ぃぃぃ」
いい気味よ。馬鹿シンジもせいぜい頑張りなさい。
「アスカ、帰ろうよ」
カヲルが手を差し出す。周囲の視線があたしの背中に刺さるのを感じる。
「どうしたの?さあ」
こんな時に限って極上の笑顔。やっぱりこいつはムカつく奴だ。
「し、仕方ないわね。カフェラテおごりなさい!トールよトール!」
「はいはいお姫様」
「お姫様だって」
「あんなイケメンにお姫様扱いされて、何が気に入らないのかしら」
「ほっときなさいよ、売約済みカップルなんか」
「あたしをお姫様だっこしてくれるイケメンはどこだー!」
【終わり】
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2015/09/07 22:38 |
投稿者 | : HIROKI |
参照先 | : http://hiroki.dotera.net/suki/board/rsxak-c.html |
途中、14歳の僕には分からないネタ(二回?)が出てきて焦っちゃいましたが、カヲル&アスカ、いいですね(*^_^*)
アスカならではの甘え方、カヲルならではの甘やかし方。それが、LAKの真髄ってところでしょう! つっぱることでしか甘えられないのがアスカだと思ってたんですが、ポロッと出る、甘えた台詞がいいですね。
というわけで、衝動的に書きたくなったので、台詞を少しいただきつつ・・・
---
「…それって、プロポーズ?」
「そうなのかな?……アスカは、そう思うのかい?」
「アンタバカぁ? 仮にアンタが、そのつもりだとしたって、アタシがそんなに簡単に受ける訳ないじゃない」
「そうなのかい?」
「あったり前じゃない」
「………で、どっちだったの?」
「え?なにがだい?」
「プロポーズだったのか、そうじゃなかったのか? よ」
「そうだね。僕は、もう、一生アスカと一緒にいるって決めてるから、改めてプロポーズするつもりはなかったんだけどね」
「……そうなの」
「アスカ、僕と結婚してくれるかい?」
「バカ」
アスカならではの甘え方、カヲルならではの甘やかし方。それが、LAKの真髄ってところでしょう! つっぱることでしか甘えられないのがアスカだと思ってたんですが、ポロッと出る、甘えた台詞がいいですね。
というわけで、衝動的に書きたくなったので、台詞を少しいただきつつ・・・
---
「…それって、プロポーズ?」
「そうなのかな?……アスカは、そう思うのかい?」
「アンタバカぁ? 仮にアンタが、そのつもりだとしたって、アタシがそんなに簡単に受ける訳ないじゃない」
「そうなのかい?」
「あったり前じゃない」
「………で、どっちだったの?」
「え?なにがだい?」
「プロポーズだったのか、そうじゃなかったのか? よ」
「そうだね。僕は、もう、一生アスカと一緒にいるって決めてるから、改めてプロポーズするつもりはなかったんだけどね」
「……そうなの」
「アスカ、僕と結婚してくれるかい?」
「バカ」
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2015/04/16 18:25 |
投稿者 | : タン塩 |
参照先 | : |
■楓さん
どうぞどうぞ。
しかし、これみよがしに甘やかされると、それはそれでヘソ曲げそ
うなアスカ様。うーん難しい。
ネタ元、マインクラフトのカントリーハウスです。
他人がアップした画像を貼るとまずいかな?
期間限定で削除します。
どうぞどうぞ。
しかし、これみよがしに甘やかされると、それはそれでヘソ曲げそ
うなアスカ様。うーん難しい。
ネタ元、マインクラフトのカントリーハウスです。
他人がアップした画像を貼るとまずいかな?
期間限定で削除します。
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2015/04/16 15:24 |
投稿者 | : 楓 |
参照先 | : |
カヲルの趣味は、音楽鑑賞とアスカを甘やかす。それでいいような気がしてきました。(笑)
そのネタ、共有させてもらっていいですか?
カヲルの写真集、知った時は本当にびっくりしました…。
そのネタ、共有させてもらっていいですか?
カヲルの写真集、知った時は本当にびっくりしました…。
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2015/04/13 17:52 |
投稿者 | : タン塩 |
参照先 | : |
カヲル「僕の写真集が出たんだよ。もちろん買ったよね?」
アスカ「はあ?見てほしいならタダで寄越しなさいよ」
アスカ「はあ?見てほしいならタダで寄越しなさいよ」
件名 | : Re: You really got a hold on me |
投稿日 | : 2015/04/12 01:45 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
本音とジョークがシームレスなのがカヲルらしいというか。カヲルらしさってよく分からないけど、こんなイメージはあるな。
アスカもそれらしい。何この現代アート、とか。意味不明なら前衛って言っとけば、的なアバウトさが良いですよね(笑)。そしてこんなことで泣いちゃうのもそれらしいんですよ。実に不思議だけれど。
この二人、年取ってからでもいいからドイツに行って欲しいな。できれば一ヶ月くらい。きっと素敵な発見があるでしょう。
> > そして甘やかしてほしいと思ってしまいました…。(笑)
> カヲル「趣味?アスカを甘やかすことさ」
> いいかもしれない(笑)
アスカはあんまり甘え上手な感じじゃないですよね。だからひたすら甘やかすってのはいいかもしんない(笑)。
レイを甘やかす話しか浮かばないって書いてたの、JUNさんだっけか。
アスカもそれらしい。何この現代アート、とか。意味不明なら前衛って言っとけば、的なアバウトさが良いですよね(笑)。そしてこんなことで泣いちゃうのもそれらしいんですよ。実に不思議だけれど。
この二人、年取ってからでもいいからドイツに行って欲しいな。できれば一ヶ月くらい。きっと素敵な発見があるでしょう。
> > そして甘やかしてほしいと思ってしまいました…。(笑)
> カヲル「趣味?アスカを甘やかすことさ」
> いいかもしれない(笑)
アスカはあんまり甘え上手な感じじゃないですよね。だからひたすら甘やかすってのはいいかもしんない(笑)。
レイを甘やかす話しか浮かばないって書いてたの、JUNさんだっけか。
イライラするのは好きじゃない。好きな奴はいないか。
あたしだって、できれば毎日穏やかに過ごしたい。パリで見た鈴蘭祭のように、
派手ではないけれどなんとなく華やかな、そんな気分でいられたらどんなに素敵
だろう。なのに、あたしはイライラしてる。
窓の外は、まるで五月のパリみたいな爽やかな天気。なのにここはパリじゃない。
第二新東京市の高校の窓からは、マロニエの並木道もシテ島の橋も、鈴蘭の花売
り娘も見えない。
「あ、あの、アスカ」
「何?」
「ぼ、僕らの班の課題だけどさ、一応まとめておいたから目を通してくれない?」
何をおどおどしてるのよバカシンジ。いえ、わかってる。今のあたしはイライラ
オーラを全身から発散してるにちがいない。
「碇、くん」
シンジの後ろからあの女が顔を出す。ポーカーフェースのようでいて、どことな
く柔らかい空気を漂わせて。ああイライラする。
「はいはい、見とけばいいんでしょ」
シンジの差し出すUSBメモリを引ったくり、あたしは尋ねた。
「…あいつはどこに行ったの」
「あいつって?」
「やっぱりいい」
「あ、カ、カヲル君!?カヲル君なら昼休みに帰っちゃったよ、鞄持って」
やっぱり。あたしのイライラはもう頂点。
「碇くん」
「あ、ゴ、ゴメン綾波」
「あんたら、これからデート?」
「デ、デートなんてそんな。ただ一緒に本屋に寄って、それからお茶…」
「帰る」
なんてザマだろう。この眩しい陽射し、爽やかな風に吹かれながら、あたしは一
人トボトボと下校中。こんな気持ちのいい日に、こんな気分でいなきゃいけない
なんてバカみたい。バカシンジとあの女はますます人をイライラさせるし。
違う。あたしは嫉妬していたんだ。あの女に。あの柔らかい雰囲気に。あれは、
好きな人がそばにいる安心感。
「やあ」
いた。人の部屋に上がり込んで、勝手にシャワーを浴びたのか、上半身裸でタオ
ルを首に掛けて、しかも人のジンジャーエールを勝手に飲んで。
「上がらないの?」
「……何してんのよ」
「午後の授業は気が乗らないから、ここで少し昼寝してシャワーを浴びたのさ」
見れば、朝きっちりメイクしたベッドが寝乱れてグチャグチャ。
「…せいっ!」
「おっと、危ないなぁ。君の左ハイキックは凶器だよ」
「姿が見えないと思ったら人の部屋に上がり込んで勝手放題、キックぐらい当然よ!」
「僕の部屋よりここの方が学校から近いしね」
「だからって、ちょっとは遠慮とかないの!?」
「鍵をくれたのは君じゃないか」
「ぐっ」
「それに、自分の部屋よりアスカの部屋の方が落ち着くのさ。アスカの匂いが染
み付いているからかな」
「え」
「自分の部屋は好きじゃない。だって自分しかいないからね。この部屋にはアス
カがいる。ベッドもソファーもアスカの匂いがする。君は香水なんかつけなくて
も、とてもいい匂いがするからね」
「な、何言ってるのよ」
「ほら、こんなに」
そう言って人を勝手に抱きしめる。裸の胸に頬が埋まる。
「いい匂いで、軽くて、柔らかくて。君は本当に魅力的だ」
「……なら」
「え?」
「なら一人ぼっちにしないでよ!いつも一緒にいてよ!」
「…アスカ」
「あんたはいつもそう!フラッとどこかに行ったまま帰って来ないで。残されて
一人でいるのは嫌なのよ!」
「ごめん」
抱きしめる腕に力がこもる。裸の胸に顔が埋まる。
「そうだったね。僕は君の心を見るのを忘れていたよ。そんなに寂しかったなん
て気付かなかった。ごめん」
「……」
「僕はもうリリンになったんだ。それは自分で選んだことなのに、未だにリリン
の生き方に慣れない。君にそんな思いをさせるつもりじゃなかったんだ」
そうだ。初めて会った時、こいつは虫が好かなかった。多分、嫉妬していたんだ。
あたしはずっと束縛されていた。ママが死んでから、最後の戦いまで。飛び級で
大学を卒業して、訓練を受けて、エヴァに乗って。最大の目標だったエヴァへの
搭乗。それさえもが多分、どこかのずるい大人に誘導されたものだった。全てが
終わった時、あたしはそれを悟った。
そこにこいつが現れた。達観したような醒めた目つきで飄々と。あたしはほとん
ど生理的な嫌悪感すら感じた。面と向かって『あんた、いけ好かないのよ!』っ
て言ってやったっけ。それなのにこいつと来たらキョトンとして、それから嬉し
そうな顔をして『それが怒りという感情かい?初めて見た』なんて言うからます
ますムカついて、ひっぱたいてやった。今思えば、こいつが漂わせてた『自由の
匂い』に反発してたのかも知れない。
だけど、こいつを知るにつれて、そういう感情は薄れていった。こいつには演技
も芝居もない。根っからそういう変な奴なんだとわかってバカバカしくなった。
いつからだろう。こいつを束縛してやりたいと思うようになったのは。小鳥のよ
うに気ままに飛び回るこいつを、あたしの傍に縛り付けてやりたいと思うように
なったのは。こいつを束縛できる、世界で唯一の存在になりたいと思ったのは。
だけど、結局は逆。こいつは相変わらず自由で、あたしはこいつに身も心も搦め
捕られて身動き取れない。悔しい。悔しい。
「…えい!」
「痛っ!足を踏むなんてひどいよアスカ」
「さっさとシャツを着なさいよ!風邪引くわよ」
「大丈夫さ。アスカはあったかいから」
「……一つ聞いていい?カヲルはいつ、あたしを好きになったの?」
「さあね。強いて言うなら、初対面で君に叩かれた時かな」
「…あんたマゾ!?」
「初めてだったんだ。叩かれたのも、他人に怒りを向けられたのも。そして、激
しい感情を見せた君に興味を持った。もっと君を知りたいと思った。
結果は予想以上だったね。君の表情はクルクル変わる。笑い、泣き、怒る。豊か
で激しい感情。それこそ僕の欲しかったものだった。それを持った君はとてつも
なく魅力的で、独り占めにしたいと感じた。だから、そうした。それだけさ」
「…ふーん」
「それに、今日もまた一つ、アスカの新しい面を知った。意外とかわいいものが
好きってことさ」
「かわいいものって、なんかあんたに見せたっけ?」
「スカートでハイキックはやめた方がいいね。でないと、かわいいクマちゃんの
パンツが見えてしまうよ」
「……ていっ!」
「ぐはぁっ!裏拳は…反…則……」
【終わり】